この記事は、こんな方向け
TOEIC初心者
英文法勉強中の方
指示代名詞について知りたい方
今回もあなたの疑問にお答えします。
それなら「指示代名詞」について教えてください。
承知しました。
それでは「指示代名詞」について解説します。
「代名詞」は聞いたことがあっても、「指示代名詞」は馴染みがないのではないでしょうか?
ですが、TOEICで出題される重要ポイントです。
でも、難しく考える必要はありません。
「指示代名詞」は「this, that, these, those」のことです。
とはいえ、それが良く分からないという声が聞こえます。
なので、初心者向けに「指示代名詞」の解説をさせていただきます。
この記事を読んでいただければ、最低限知っておくべき「指示代名詞」を理解できるでしょう。
基礎をおろそかにしていては、絶対にTOEIC 600点は取れません。
絶対に失敗できないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
英語の基礎について解説していますので、勉強の最初の一歩として読み進めてください。
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指示代名詞とは
- 指示代名詞
- 1. this
2. these
3. that
4. those
特定の人やもの、文中の単語などを示すための代名詞を「指示代名詞」と言います。
「this, these, that, those」がそれにあたります。
「これ」「あれ」という意味があり、特定のものを指し示したうえで使います。
なので「指示代名詞」と呼ばれるのです。
これから、それぞれについて解説していきます。
this
- thisの用法
- 1. 近くにある具体的な人やもの(単数)を示す
2. すでに出た内容を示す
3. 次に出る文章の内容を示す
近くにある具体的な人やもの(単数)を示す
「this」は、話し手から見て物理的・精神的に近くにある特定の単数の人やものを示すときに用います。
例文を示します。
This is my pen.
「これが私のペンです」
This pen is mine.
「このペンは私のものです」
イラストのように、実際に持っているなど距離的に近くにあるものを示すときには「this」を使います。
すでに出た内容を示す
会話や文章の中で、すでに出た内容を述べる時に「this」を使います。
例文を見たほうが分かりやすいので、こちらを読んでください。
I have a pen. This is broken.
「私は一本のペンを持っています。これは壊れています。」
※「a pen」=「this」の関係が成り立つ
なぜ「this」を使うのかというと、英語では「同じ単語の繰り返しを避ける」という性質があるからです。
次に出る文章の内容を示す
先ほどが、すでに出た内容を述べる時だったのに対し、次に出る文章の内容を示すこともあります。
なぜこのような使い方をするかというと、これから説明することに注意を向ける狙いがあるからです。
こちらも、例文をお示しします。
The public opinion is this: the government must build a library.
「世論は次のことです。政府は図書館をたてなければならない。」
※「the public opinion」=「this」=「the government must build a library」の関係性
例文の様に、説明する文章の直前に置いて使います。
その際には、「コロン(:)」を使うことで、コロン以下が「this」の内容を説明しているのが分かりやすいです。
these
- theseの用法
- 1. 近くにある具体的な人やもの(複数)を示す
近くにある具体的な人やもの(複数)を示す
「these」は、話し手から見て物理的・精神的に近くにある特定の複数の人やものを示すときに用います。
例文をお示しします。
These are fruits.
「これらのものは果物です」
These fruits are delicious.
「これらの果物は、美味しいです」
「these」には「これらの…」という形容詞的な用法もありますので、一緒に覚えておきましょう。
that
- thatの用法
- 1. 遠くにある具体的な人やもの(単数)を示す
2. すでに出た内容を示す
遠くにある具体的な人やもの(単数)を示す
「that」は、話し手から見て物理的・精神的に遠くにある特定の単数の人やものを示すときに用います
例文をお示しします。
That is my pen.
「あれは私のペンです」
That pen is mine.
「あのペンは私のものです」
話し手からみて、離れているところにある特定のものを指すときに「that」を使われるのです。
また、例文のように「that」には「あの…」という形容詞的用法もあります。
すでに出た内容を示す
会話や文章の中で、すでに出た内容を述べる時に「that」を使います。
「this」との違いは、話し手との距離があるかどうかです。
この場合の距離とは物理的・精神的・時間的なことを含みます。
なので、下記のように使い分けることができます。
それでは、例文をお示しします。
I ate a slice of pizza yesterday. That was delicious.
「彼は昨日ピザを1枚食べました。あれは美味しかったです。」
この例文では、過去のことを述べているので、「that」を使っているのです。
このように、話し手から距離があると感じることには「that」が用いられます。
その他、「that」にはすでに出た会話・文章の内容を示すことにも使われます。
例を挙げると、次の「that’s right」が代表的です。
He is your teacher, isn’t he?
「彼はあなたの先生ですよね?」
That’s right.
「その通りです」
この場合は「that」=「he is your teacher」という意味になります。
なので、相手が話した内容を「that」で置き換え、それを肯定することができるのです。
このように「that」は汎用性が非常に高いです。
600点を取りたいなら絶対に覚えておきましょう。
those
- thoseの用法
- 1. 遠くにある具体的な人やもの(複数)を示す
2. 特定の人たちを示す
遠くにある具体的な人やもの(複数)を示す
「those」は、話し手から見て物理的・精神的に遠くにある特定の複数の人やものを示すときに用います。
使い方自体は「these」とほぼ同じですので、例文をお示しします。
Those are fruits.
「あれらのものは果物です」
Those fruits are delicious.
「あれらの果物は、美味しいです」
「those」にも「あれらの…」という形容詞的用法があります。
特定の人たちを示す
「this, that, these」との大きな違いは、こちらの用法です。
「those who+be動詞+形容詞」で「(形容詞)…な方たち」を意味します。
「who+be動詞」の部分は省略可能です。
そのため、「those+形容詞」の形で出題されることも多いです。
次に、例文をお示しします。
Those who are rich have studied English hard.
「お金持ちの人たちは、一生懸命英語を勉強してきた」
※「who are」の部分は省略可能。
このように「those」は形容詞と組み合わせることで、主語になります
もちろん、「those who+be動詞+形容詞」は3人称複数扱いなので、それに続く動詞の形には注意してください。
また、「those+形容詞」の使い方は別記事で解説中です。
もっと知りたいという方は、こちらからどうぞ。
まとめ
今回はTOEICで頻出の「指示代名詞」について解説しました。
「this, that, these, those」は単純な単語ばかりですが、意外と深みがあるものばかりです。
TOEIC 600点を目指すためには、絶対に覚えておきましょう。
最後に、用法をまとめておきますので、参考にしてみてください。
- 指示代名詞
- 1. this
2. these
3. that
4. those - thisの用法
- 1. 近くにある具体的な人やもの(単数)を示す
2. すでに出た内容を示す
3. 次に出る文章の内容を示す - thatの用法
- 1. 遠くにある具体的な人やもの(単数)を示す
2. すでに出た内容を示す - theseの用法
- 1. 近くにある具体的な人やもの(複数)を示す
- thoseの用法
- 1. 遠くにある具体的な人やもの(複数)を示す
2. 特定の人たちを示す
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