この記事は、こんな方向け
TOEIC初心者
英文法勉強中の方
関係副詞について知りたい方
今回もあなたの疑問にお答えします。
それなら「関係副詞」について教えてください。
昔から苦手なんです…
承知しました。
関係副詞は普通に難しいですよね。
なので、初心者でも分かりやすいように解説します。
「関係副詞」とは一言でいうと「when、where、why、how」の用法の一つです。
何となくで理解していると、つまづきやすいポイントでもあります。
なので、あなたも苦労した経験があるのではないでしょうか?
捨て問にしている方もいるでしょう…
でも、関係副詞は試験で絶対に出題されるので、それは非常にもったいないです。
一度覚えてしまえば、得点源にかわること間違いありません。
今回もあなたのために、「関係副詞」について解説をさせていただきました。
この記事を読んでいただければ、「関係副詞」を確実に理解できるでしょう。
基礎をおろそかにしては、絶対にTOEIC 600点は取れませんので、失敗できないという方はこの記事を参考にしてみてください。
英語の基礎について解説していますので、勉強の最初の一歩として読み進めてください。
関係代名詞はこちら
関係代名詞には「who、which、whom、whose」があります。
関係副詞の基礎となる部分ですので、関係副詞の理解を深めるためには知っておく必要があります。
少しでも不安がある方は、この機会に関係代名詞の基礎を固めておきましょう。
まだ読んでいない方は、こちらの記事をどうぞ。
関係副詞
- 関係副詞
- 1. when
2. where
3. why
4. how
関係副詞も関係代名詞と同じように、先行詞の後に置き、先行詞の内容を説明しつつ2つの文章を結びつける作用があります。
ただし、関係副詞は関係代名詞との違いは、それぞれ先行詞が限定される点です。
そして「when、where、why、how」の4つが、関係副詞になります。
関係副詞 | 先行詞の種類 | 先行詞の省略 | 名詞節の用法 |
when | 時間を表す単語 | あり | あり |
where | 場所を表す単語 | あり | あり |
why | reason | あり | あり |
how | way | 基本的に省略。 もしくは先行詞「way」を省略 | あり |
それでは、関係副詞について解説をしていきます。
when
「when」は時間に関係する先行詞を必要とします。
2つの文章をつなぐ考え方自体は、関係代名詞と同じです。
ただし、関係代名詞との違いとして、名前の通り「関係副詞」には副詞の働きがあります。
どういうことかというと、「関係副詞」=「前置詞+which」という働きがあるということです。
これに関しては、例文をみながら説明します。
April is the season when cherry blossoms bloom.
「4月は桜が咲く季節です」
例文1では時間を表す先行詞「the season」に「when」をつなげることで、「the season」の内容を説明・修飾しています。
そして、「when」=「in which」とも書き換え可能であり、関係副詞の使い方を見ることで理解できます。
- Aprilis
the season.CherryblossomsbloominApril. - Aprilis
theseason.Cherryblossomsbloom〇.(←時を表す「inApril」を省略) - Aprilis
theseasonwhencherryblossomsbloom.(←theseason=inAprilであり、theseasonをwhenで修飾し文章を1つにする)
まず、例文1は「April is the season. 」「Cherry blossoms bloom in April.」の2つの文章が結びついたものです。
2つをつなげるため、先行詞「the seaon」と同じ意味合いがある「in April」を後半の文章から省略します。
この際に「in April」は副詞句であり、「in April」=「then(副詞)その時」と同じ意味です。
なので、副詞句「in April」を関係副詞「when」で受けて、先行詞「the season」の後に「when」を置きます。
こうすることで、「April is the season when cherry blossoms bloom.」という文章ができます。
関係代名詞が名詞だけを受けていたのと違い、関係副詞が「in April」のように前置詞を含む副詞句を受けられるため副詞の働きがあります。
関係副詞が副詞の働きを持つのは、「when、why、how」にも共通するので覚えておきましょう。
また、時間に関係する単語(先行詞)について紹介しますので、参考にしてみてください。
時間に関係する単語
date(日付)、day(日)、week(週)、month(月)、season(季節)、time(時間)など
whenの応用
「when」は「時間に関係する前置詞+which」と書き換え可能と説明しました。
ですが、下記の様に「先行詞+which+…+時間に関係する前置詞」とも表現できますので、覚えておきましょう。
April is the season when cherry blossoms bloom.
→ April is the season in which cherry blossoms bloom.
→ April is the season which(that) cherry blossoms bloom in.
→ April is the season cherry blossoms bloom.
例文2は全て同じ意味の文章です。
注目ポイントは、前置詞を伴わない「which」は「that」に置換できる点です。
TOEIC試験では、2つの文章をつなぐ際に「関係副詞」「前置詞+which」「which+…+前置詞」のどれが適切か問われます。
つまり、選択肢の前に前置詞があった場合、関係詞「that」は選べません。
なので、この点は意外と大切です。
また、関係副詞「when」の働きとして、名詞節になることができます。
「when」には先行詞を伴わず「…の時」という名詞節になります
Morning is when I usually eat breakfast.
「朝は、いつも私が朝食を取る時間だ」
where
「where」は場所に関係する先行詞とし、先行詞の後ろから「when節」で修飾します。
ちなみに、場所に関係する単語を紹介しておきます。
場所に関係する単語
city(都市)、house(家)、library(図書館)、mountain(山)、river(川)、school(学校)など
例文をお示しします。
That is the city where there are a lot of parks.
「あれは、公園がたくさんある都市です」
関係副詞を使った文章のつなげ方は、先ほどの「when」とも同じように考えます。
ちなみに、関係副詞「where」=「in the park(副詞句)」=「there(副詞)そこで」です。
それも踏まえて、例文3の作り方も紹介しておきます。
- Thatis
thecity.Therearealotofparksinthecity. - Thatis
thecity.Therearealotofparks〇.(←場所を表す「inthecity」を省略) - Thatis
thecitywheretherearealotofparks.(←thecityは共通であり、whenで修飾し文章を1つにする)
whereの応用
「where」も「in which」のように、「場所に関係する前置詞+which」と書き換え可能です。
もちろん「先行詞+which+…+場所に関係する前置詞」とも表現できます。
That is the city where there are a lot of parks.
→ That is the city in which there are a lot of parks.
→ That is the city which(that) there are a lot of parks in.
→ That is the city there are a lot of parks.
例文4は全て同じ意味の文章ですが、最後の文章だけは「which」を「that」に置換できる点が大きな違いです。
TOEICでは「関係副詞」「前置詞+which」「which+…+前置詞」のどれが適切か問われますので、覚えておきましょう。
また、「where」も「when」同様、名詞節になることができます。
「where」には先行詞を伴わず「…の場所」という名詞節になります
This is where I lived two years ago.
「ここは、2年前に住んでいた場所だ」
why
「why」は「reason」を先行詞とし、先行詞の後ろから「why節」で修飾します。
他の関係副詞と違い、先行詞は「reason」一択です。
例文をお示しします。
That is the reason why I study English.
「これが、私が英語を勉強する理由です」
「why」節が「the reason」を修飾し、「the reason」の内容を説明しています。
関係副詞は2つの文章をつなげる働きがあるので、どんな文章が繋がっているのかをみていきましょう。
- Thatis
thereason.IstudyEnglishforthereason. - Thatis
thereason.IstudyEnglish〇.(←理由を表す「forthereason」を省略) - Thatis
thereasonwhyIstudyEnglish.(←前の文章のthereasonを、whyで修飾し文章を1つにする)
上記の様に「That is the reason.」「I study English for the reason.」の2つの文章がもとになっています。
そして、「for the reason」=「why」となっていることが分かるでしょう。
つまり、「why」は「for which」で置き換えられます。
whyの応用
「why」の応用について紹介します。
「why」は「for which」で置き換えられると説明しましたが、他の関係副詞とは違い「先行詞+which+…+for」とはしません。
文法的には可能かもしれませんが、TOEICでもお目にかかる機会はないので安心してください。
例文をお示しします。
That is the reason. I study English for the reason.
→ That is the reason why I study English.
→ That is the reason for which I study English.
→ That is the reason I study English.
例文の様に「why」が省略されることはよくありますので、覚えておきましょう。
他の関係副詞と同様に、「why」も名詞節になることができます。
「why」には先行詞を伴わず「…の理由だ」という名詞節になります
That is why I go to the university.
「それが、私が大学に行く理由だ(そういうわけで、私は大学に行く)」
how
「how」の先行詞として「way」がありますが、注意点があります。
それは「how」ないしは「way」のどちらかを必ず省略するということです。
つまり「the way how…」のような形はとりませんので、先行詞不要の関係副詞と考えてもよいです。
そして、「…の方法」と訳しますので、ある意味ではすでに名詞節的な作用があります。
それでは、例文をお示しします。
That is how I became the president of this company.
=That is the way I became the president of this company.
「これが、私が会社の社長になった方法です」
このように、「how」は、「先行詞なし+howあり」か「先行詞あり+howなし」とします。
なので、関係副詞での文章の作り方も少し違って、下記の様になります。
- Thatis
theway.Ibecamethepresidentofthiscompanyintheway. - Thatis
theway.Ibecamethepresidentofthiscompany〇.(←先行詞と同じ「intheway」を省略) - Thatis
how (theway)Ibecamethepresidentofthiscompany.(←先行詞「theway」は「how」へ置き換える。「theway」を残すなら「how」を消す)
ここまでが、関係副詞についてです。
「how」は先行詞がなくて普通なので気を付けましょう。
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まとめ
今回は「関係副詞」について解説しました。
関係副詞には「when、where、why、how」があります。
そして、特に覚えておきたいのは、こちらの表です。
関係副詞 | 先行詞の種類 | 先行詞の省略 | 名詞節の用法 |
when | 時間を表す単語 | あり | あり |
where | 場所を表す単語 | あり | あり |
why | reason | あり | あり |
how | way | 基本的に省略。 もしくは先行詞「way」を省略 | あり |
いかがだったでしょうか?
分からなくなったら、何度も見直して文法力をアップさせていきましょう。
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