【初心者必見】TOEICの要点だけ!「比較級」について解説します!

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この記事は、こんな方向け

TOEIC初心者

英文法勉強中の方

比較について知りたい方

  

父まぐろ学長
父まぐろ学長

今回もあなたの疑問にお答えします。

  

たかし
たかし

それなら「比較」について教えてください。

  

父まぐろ学長
父まぐろ学長

承知しました。

比較って意外に難しいですよね。

なので、初心者でも分かりやすいように解説します。

  

「比較」と一言でいっても、比較級、最上級、原級比較があります。

比較級、最上級で形がころころ変わるため、苦手という方が多いです。

とはいえ、TOEICで必ず出題される重要ポイントなので避けられません。

そんなあなたのために、「比較」についてまとめて解説をさせていただきます。

この記事を読んでいただければ、「比較」を確実に理解できるでしょう。

基礎をおろそかにしては、絶対にTOEIC 600点は取れませんので、失敗できないという方はこの記事を参考にしてみてください。

  

まぐろ子
まぐろ子

英語の基礎について解説していますので、勉強の最初の一歩として読み進めてください。

  

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比較とは

比較
1. 比較級
2. 最上級
3. 原級比較

「比較」には、 比較級、最上級、原級比較の3つの用法があります。

「比較級」は2つを比べて差がある時に、

「最上級」は3つ以上のもの中で「最も…であるもの」を示す時に、

「原級比較」は2つを比べて同じである時に、使用されます。

父まぐろ学長
父まぐろ学長

それでは、それぞれについて例文を交えながら説明をしていきます。

 

比較級

比較級は、2つのものを比べる時に、差があることを示すために使用されます。

形容詞や副詞の比較級は、語尾に「-er」を付けたり単語の前に「more」を置く必要があります。

また、比べる対象の前には「than」を置き、「…er than~」や「more… than~」の形で使います。

     

「…-er」と「more…」の使い分けとして、

3音節以上ある形容詞・副詞には「more」を付け、1音節であれば語尾に「…er」を付けると覚えておきましょう。

2音節の際は、ケースバイケースです。

また、形容詞・副詞の語尾が「…y」で終っている場合は「…ier」に変化します。

    

例文をお示しします。

    

例文1

① He is taller than his father.

「彼は、彼の父より背が高い」

② She was busier than him.

「彼女は彼よりも忙しい」

③ I visited the museum more frequently than you.

「私はあなたよりもその博物館を頻繁に訪れました」

     

例文①は、比較級の基礎形で、「tall(背が高い)」という点において「He > his father」という意味になります。

また、例文②も比較級の基礎形ですが、「busy」は「tall」と違い語尾が「-y」になっています。

この時は「y」を「i」に置き換え、「busier」になるのが注意点です。

例文③は、3音節の副詞の比較級についてです。

3音節以上あるため、「more」を単語の前に置いて使います。

 

最上級

最上級は、3つ以上のものの中で、「最も…であるもの」を示すときに用います。

形容詞や副詞の最上級は、語尾に「…est」を付けるか、単語の前に「most」を置きます。

そして、「…est」「most」で最上級になった単語の前に、定冠詞「the」や人称代名詞の所有格「my、our、your、his、her、its、their」も必要とします。

    

「…-est」と「most…」の使い分けとして、

3音節以上ある形容詞・副詞には「most」を付け、1音節であれば語尾に「…est」を付けると覚えておきましょう。

そして、2音節の形容詞・副詞は、やはりケースバイケースす。

また、形容詞・副詞の語尾が「-y」で終っている場合は「-iest」に変化します。

  

例文をお示しします。

    

例文2

① He can run the fastest in his country.

「彼は、彼の国の中で最も早く走れる」

② She was the happiest in her class.

「彼女は、彼女のクラスの中で一番幸せだった」

③ This book is the most important in the library.

「この本が、図書館の中で最も重要である」

     

例文①は、一番単純な「the+動詞の原形+est」パターンの最上級です。

例文②は、「happy」と「…y」で終っている形容詞についてで、先ほど同様に「y」を「i」に置き換えています。

その上で、「the happiest」と最上級になっています。

例文③では、「important」が3音節以上あるため、「the most」を用いて最上級を表しています。

ここで示した例文はすべて、定冠詞「the」を使っていました。

ですが、「the」の代わりに、人称代名詞の所有格を使うパターンもお示しします。

   

例文3

The rocket recorded its fastest speed

「そのロケットは、最高速度を記録した」

    

「its」は、「the rocket」の人称代名詞・所有格です。

このように、範囲が限定された中での最上級を表す場合(例:the rocketの中で最も大きいスピード)、「the」以外が使われます。

  

比較級・最上級の活用例

「…er」「…est」型と「more…」「most…」型を取る単語の例を紹介します。

そして、一部の単語は特殊な変化をする比較級・最上級があるので、そちらも併せて解説します。

 

「…er」「…est」型になる形容詞・副詞

音節が1音節のものは、語尾に「-er」ないしは「…est」を付けます。

2音節の形容詞・副詞は、「…er」「…est」型と「most…」「most…」型どちらのパターンも取れますが、単語によって好まれる形があります。

ちなみに、単語の語尾が「…e」でおわる単語は、単純に「…r」か「…st」をつけるだけです。

例として「nice」があります。

また「…y」で単語が終わっている場合は「y」を「i」に置き換え、「…ier」か「…iest」になります。

例えば「happy」が、それに当たります。

「happy」は2音節の単語であり、「happier」「happiest」が好まれます。

「…er」「…est」型を取る形容詞・副詞を表にまとめました。

     

原級意味比較級最上級
big(形) 大きいbiggest bigger  
busy(形)忙しいbusierbusiest
cold(形)冷たいcoldercoldest
dry(形)乾いているdrierdriest
fast(形・副)(形)早い
(副)早く
fasterfastest
happy(形)幸せな  happierhappiest
hard(形・副)(形)固い、つらい
(副)熱心に
harderhardest
high(形)高いhigherhighest
late(形・副)(形)遅れている
(副)遅れて
laterlatest
nice(形)よいnicernicest
simple(形)単純なsimplersimplest
small (形)小さいsmallersmallest
tall(形)背が高いtallertallest
timely(形)タイミングがよいtimeliertimeliest
warm(形)温かいwarmerwarmest

 

「more…」「most…」型になる形容詞・副詞

次に、「more…」「most…」形になる形容詞・副詞について解説します。

3音節以上の形容詞・副詞は、「more…」「most…」型で比較級や最上級になります。

この形は、非常に簡単で形容詞や副詞の前に、「more…」か「most…」を置くだけです。

「more…」「most…」型になる形容詞・副詞をまとめました。

     

原級意味比較級最上級
beautiful(形)美しいmore beautifulmost beautiful
difficult(形)難しいmore difficultmost difficult
easily(副)容易にmore easilymost easily
expensive (形)(値段が)高いmore expensivemost expensive
frequent(形)頻繁なmore frequentmost frequent
frequently(副)頻繁にmore frequently most frequently
important(形)重要なmore importantmost important
likely(形・副詞)(形)ありえる
(副)たぶん
more likelymost likely
significantly(副)有意にmore significantlymost significantly
surprised(形)おどろいてmore surprisedmost surprised

 

特殊な比較級・最上級の形をもつ形容詞・副詞

その他、特殊な形態変化をする比較級・最上級をの形をもつ形容詞や副詞があります。

それが、下記の表にまとめた形容詞・副詞です。

     

原級 意味比較級 最上級
bad(形)悪いworseworst
far(形・副)(形)遠い
(副)はるかに
further/farther furthest/farthest
good(形)良いbetterbest
little(形・副)(形)短い、小さい
(副)ほとんど…ない
lessleast
much(形・副)(形)多い
(副)たいそう
moremost

この形をとる単語は決まっており、TOEICでは上記のみ覚えておけば問題はありません。

 

比較級・最上級の強調

比較級と最上級にはそれぞれ、強調できる語句があります。

それらの語句を使うことで、比較級・最上級に深みをもたせることができます。

そして、TOEICでは、比較級・最上級にどの語句を使うか選ばせる問題が、頻繁に出題されます。

覚えておけば、さらに600点へ近づけます。

 

比較級の強調

比較級を強調するための用法がありますので、紹介します。

     

比較級を強調できる語句として、

a lot、by far、even、far、rather、still、などがあります。

また、弱い強調の意味をもつ、a bit、a little、somewhat、などもあります。

   

使い方は、例文でお示しします。

    

例文4

I am by far busier today than yesterday.

「今日は昨日よりも圧倒的に忙しい」

He is able to speak English much more frequently than I(am).

「彼は私よりもはるかに流ちょうに英語を話すことができます」

     

「a lot、by far、even、far、rather」は、基本的におなじように使います。

強調する比較級の前に、先ほどの単語を置くだけです。

 

最上級の強調

最上級をさらに強調するための用法がありますので、紹介します。

   

最上級を強調できる語句として、

by far、much、very、などがあります。

※veryは、他の語句と使い方が違うので要注意。

   

使い方は、例文をみながらお示しします。

    

例文5

You are much the fastest runner in your class.

「あなたは、クラスで一番早いランナーです」

She is the very best singer in the world.

「彼女は、世界の中で最も素晴らしい歌手です」

     

通常は最上級を強調する場合「the」の前に、「by far」「much」を置いて使います

ですが、「very」は他の語句と違い、「the」の後に置くという注意点があります。

 

比較級の否定文

比較級の中で分かりにくいのが、なんといっても「比較級の否定文」です。

「not」を使うか「no」を使うかで、少しずつ意味が変わります。

でも、今回紹介するポイントだけ押さえれば、一撃で理解可能です。

 

「not+比較級+than…」

「A…not+比較級+than+B」で、「Aは多くともBと同じ程度に…でしかない」

「A ≦ B」の関係性となります。

例文をお示しします。

    

例文6

This book is not bigger than that pencil.

「この本は、最大でもその鉛筆と同じ大きさしかない」

「この本は、その鉛筆よりも大きくはない

     

例文の日本語訳に注目してください。

「この本は、最大でもその鉛筆と同じ大きさしかない」と訳しますが、

「この本は、その本よりも大きくはない」と単純に訳しても大丈夫です。

なぜこのようになるかというと、

    

「not」は「比較級+than…」の意味だけ否定する

→ 文章全体を否定するともいえる

     

「not」は「This book is bigger than that pencil(この本は、その鉛筆より大きい)」という文章全体を否定します。

なので、「この本は、その鉛筆より大きくない」と考えて大丈夫です。

 

「no+比較級+than…」

「A…no+比較級+than+B」で、「AはBと同じ程度に…でしかない」

「A = B」の関係性になります。

なぜ、このようになるのかは例文を使って説明します。

   

例文7

This book is no bigger than that pencil.

= This book is as small as that pencil.

「この本は、あの鉛筆と同じ程度の大きさしかない」

    

例文の様に「no bigger than」は「as small as」と書き換えられます。

「no bigger than…」は「…より大きくない」という意味なので、言いかえると「同じ小さである」となり「as small as」になります。

では、なぜこのようになると

    

「no」には「対象との差を否定する」ニュアンスがあるから!

    

差がないので、「as…as~」で置き換えることができます。

 

原級比較

原級比較とは、「A = B」のように、2つのものを比べ、同格であることを示すために用います。

「as … as ~」が、原級比較の基本形です。

     

比較級や最上級のように、形容詞や副詞の形は変わりません。

「as (形容詞・副詞)as(比べる対象)」のように、形容詞・副詞を「as…as」で前後からはさんで使います。

そして、2個目の「as」の後に、比べる対象の人称代名詞の主格・目的格を続けます。

   

実際の使い方は、例文で説明します。

    

例文8

① He is as rich as her(she is).

「彼は、彼女と同じくらいお金持ちです」

② I have as many pens as you(do/have).

「私は、あなたが持っているのと同じ数のペンを持っている」

    

例文のように、原級比較を使いたい「形容詞・副詞」の前後に「as」を置きます。

もし、形容詞・副詞が修飾する名詞や形容詞があれば、それも「as…as~」ではさんでしまいます。

形容詞・副詞の原形を変化させる必要はありませんので、これだけで大丈夫です。

  

忘れがちな原級比較の注意点

「as…as~」は、2つを比べて同じである時に使用すると説明しました。

ですが、それだけではありません。

「not as … as~」で「~ほど…でない」という意味になります。

つまり、「not as A as B」で「B > A」という関係を表すことができるのです。

例文を使って解説します。

      

例文9

He does not as speak English well as his elder sister(dose/speaks).

「彼は、彼の姉ほど上手に英語を話さない」

     

このように、2つの中で差がある時にも「as…as~」は使えます。

「同じものを表す」と覚えている間違えてしまいますので、注意してください。

  

その他、原級比較を使って、「何倍も…である」と比較の意味も表現できます。

基本形は「~times as…as…」のように、「as…as…」の前に「times」を置いて使います。

この時、注意点があります。

2倍の時は「two times」ではなく「twice」とするのが一般的です。

例文をお示しします。

    

例文10

This new house cost twice as much as previous ones(do/cost).

= This new houses are twice price of previous ones.

「この新しい家は、以前のものの2倍の値段がかかる」

    

また、例文のように「price」などの名詞を使って、書き換えることも可能です。

良く出題されるものとして、「size(大きさ)」「weight(重さ)」「lengh(長さ)」があります。

 

比較の応用編

比較の応用は奥が深いです。

なので、TOEICに出やすいものにしぼって解説をしました。

もっともっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらからどうぞ。

    

 

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料金がかかるのではと心配される方もいますが、もちろん無料ですので安心してください。

具体的な利用方法については、こちらの記事で解説しています。

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まとめ

今回は「比較」について解説しました。

「比較」には「比較級」「最上級」「原級比較」があります。

比較
1. 比較級
2. 最上級
3. 原級比較

最後に、絶対覚えておくべきポイントを再度紹介させていただきます。

    

「…er」「…est」型になる形容詞・副詞

原級意味比較級最上級
big(形) 大きいbiggest bigger  
busy(形)忙しいbusierbusiest
cold(形)冷たいcoldercoldest
dry(形)乾いているdrierdriest
fast(形・副)(形)早い
(副)早く
fasterfastest
happy(形)幸せな  happierhappiest
hard(形・副)(形)固い、つらい
(副)熱心に
harderhardest
high(形)高いhigherhighest
late(形・副)(形)遅れている
(副)遅れて
laterlatest
nice(形)よいnicernicest
simple(形)単純なsimplersimplest
small (形)小さいsmallersmallest
tall(形)背が高いtallertallest
timely(形)タイミングがよいtimeliertimeliest
warm(形)温かいwarmerwarmest

    

「more…」「most…」型になる形容詞・副詞

原級意味比較級最上級
beautiful(形)美しいmore beautifulmost beautiful
difficult(形)難しいmore difficultmost difficult
easily(副)容易にmore easilymost easily
expensive (形)(値段が)高いmore expensivemost expensive
frequent(形)頻繁なmore frequentmost frequent
frequently(副)頻繁にmore frequently most frequently
important(形)重要なmore importantmost important
likely(形・副詞)(形)ありえる
(副)たぶん
more likelymost likely
significantly(副)有意にmore significantlymost significantly
surprised(形)おどろいてmore surprisedmost surprised

     

特殊な比較級・最上級の形をもつ形容詞・副詞

原級 意味比較級 最上級
bad(形)悪いworseworst
far(形・副)(形)遠い
(副)はるかに
further/farther furthest/farthest
good(形)良いbetterbest
little(形・副)(形)短い、小さい
(副)ほとんど…ない
lessleast
much(形・副)(形)多い
(副)たいそう
moremost

   

父まぐろ学長
父まぐろ学長

いかがだったでしょうか?

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この記事の作者はこんな人
父まぐろ学長

初回受験時、がっちり勉強してTOEICに臨むも点数は400点以下で絶望。

オンライン英会話やスマホアプリ、多くの参考書、様々な勉強法を試しながら、何度もTOEICを受験。

TOEICスコア920点を取得。スコア取得後、社会人大学院生になり学位をとることができました。

社会人になってから英語を始めても、遅くないことを証明しました。

この経験を生かし、スコアが伸び悩んでいる方や初心者のサポートをするためブログを開設。

現在、自分自身も英語学習を継続しながら、さらに効率的な勉強法を日々考案中。

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