
この記事は、こんな方むけ
TOEIC初心者
試験対策をしてスコアアップしたい方
最高の時間配分を知りたい方

今回も、あなたのお悩みにお答えします。

いつも試験時間内に解き終わらないんです…
失敗しない試験の進め方を教えてください。

それなら、今回は試験の時間配分について説明します。
試験時間内に解き終わらないというのは、TOEICあるあるです。
初心者に限らず、600点を越えるような中級者でも、解き終わらないことは良くあります。
「最後は塗り絵でした…」という声をよく聞きます。
でも、これを解決するいい方法があります。
それは、試験の時間配分を意識することです。
なぜ、これが有効なのかというと、解けない問題に時間をかけすぎているからです。
パート毎に時間配分を意識しておけば、どんどん次の問題に進むことができます。
そうすることで、確実に解ける問題に出会うことができ、自然とスコアがアップします。
なので、今回は私の実体験をふまえて、最適な時間配分を解説させていただきます。
この記事は、初心者から600点を目指せるように作り込みました。
しっかり読んでいただければ、試験でつまづくことなくTOEIC 600点を取れるようになるでしょう。

失敗しないための試験の時間配分について解説中です。
これから試験を受ける方は、ぜひ読んでおきましょう。
試験の内容・時間割

まず最初に、試験の内容と概要について紹介しておきます。
試験時間とPart毎にまとまっていますので、どんな問題がでるか知らない方は一度目をとおしておきましょう。
リスニングセクション 45分 100問 | |
Part 1 | 写真描写問題 6問 1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。 |
Part 2 | 応答問題 25問 1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。 |
Part 3 | 会話問題 39問 2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。印刷はされていない。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。会話の中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。 各会話には設問が3問ずつある。 |
Part 4 | 説明文問題 30問 アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。印刷はされていない。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。トークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。各トークには質問が3問ずつある。 |
リーディングセクション 75分 100問 | |
Part 5 | 短文穴埋め問題 30問 不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。 |
Part 6 | 長文穴埋め問題 16問 不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。 |
Part 7 | 1つの文書(シングルパッセージ):29問 複数の文書(ダブル・トリプルパッセージ):25問 いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。 |

試験の概要を理解したところで、時間配分について解説します。
試験の時間配分


試験の時間配分を考える前に、午前・午後の試験時間を紹介します。
今回の内容を理解するのに大切ですので、覚えておきましょう。
午前実施 | 午後実施 | |
受付 | 9:25~9:55 | 14:05~14:35 |
試験の説明・音テスト | 9:55~10:20 | 14:35~15:00 |
試験開始~試験終了 | 10:20~12:20 | 15:00~17:00 |
問題用紙・解答用紙の回収 | 12:20~12:35 | 17:00~17:15 |
解散 | 12:35 | 17:15 |

そして、こちらが「失敗しない時間配分」です。


リスニングセクションは、基本45分間です。
ですが、1分程度長引くこともあるので、ご注意ください

それでは、リスニング・リーディングについて解説します。
リスニングの時間配分

残念ながら、リスニングでは問題を解く時間が決まっているので、自分で時間配分を調整できません。
ですが、心配しないでください!
そんな時に役立つのが、問題の先読みです。
Part 3、4では試験問題に、解答の選択肢や問題文の一部が載っています。
そのおかげで先読みできますので、リスニングでは時間配分よりも先読みに注力しましょう。
でも、Part 1、2では試験問題も解答の選択肢も、試験問題に記載されていません。
なので、ここでは、テクニックを駆使して問題を解いていきましょう。
リーディングの時間配分

それでは、お待たせしました。
ここからが、今回の本題「試験の時間配分」です。
Part 5は10-15分、Part 6は10分、Part 7は50-55分で解くと紹介しました。
このように、Part 5と7に幅を持たせたのには、理由があります。
それは、あなたが取りたい点数によって、アレンジをしてほしいからです。
TOEIC初心者にとって、長文読解が苦手な場合が多いです。
それでも、600点を取りたいならば、Part 5を15分以内、Part 6を10分以内、Part 7を50分以内で解くことを目安にしましょう。
ちなみに、
もっと高得点を目指すのであれば、解答時間はPart 5を10分以内、Part 6を10分以内、Part 7を55分以内が目安です。
このようにすることで、限られた試験時間を有効活用できます。
解ける問題に効率的に出会えるようになります。
でも、これで終わりではありませんので、ご安心ください。
リーディングPart毎にコツがあるので、これから説明させていただきます。

Part(パート)5
Part 5は、10-15分以内に解きます。
30問ありますので、1問あたり20-30秒程度で解きましょう。
Part 5は全て短文の穴埋め問題です。
ですが、文章全体を読む必要がある問題と、空欄の前後だけでとける問題に分けられます。
文章全体を読む必要がある問題の方が、解答にかかる時間が長いです。
どんな問題が当てはまるかというと、「接続詞」「副詞問題」「語彙問題」です。
逆に、「正しい単語の品詞を選択」する問題は、空欄の前後を読めば答えられるので時間が短くて済みます。
それを理解した上で、時間がかからない問題を中心に解きましょう。
時間が必要な「接続詞」「副詞問題」「語彙問題」だとしても、簡単に解けそうであれば解きます。
そうでなければ、捨て問にしてしまって大丈夫。
捨て問にする際には、勘でもいいのでマークシートは塗りつぶしておきましょう。
後で時間ができたら見返そうと考えていても、その余裕がないことの方が大半です。
下記はPart 5を15分以内で解くことを前提にした、時間設定になっています。
午前開始:11時5分~11時20分
午後開始:15時45分~16時
先ほど紹介した考え方を使えば、目安の時間までにPart 5を解き終わっているはずです。
時間確認を、定期的にするクセをつけましょう。
そのためにも、腕時計を忘れずに持っていきましょう。

Part 5と6の解き方については、別記事で解説しています。
こちらも併せて読んでみてください。
Part 5:手早く確実に問題を解く
Part(パート)6
Part 6は、10分以内で解きます。
16問あるので、1問あたり30秒程度で解きましょう。
Part 6は長文穴埋め問題です。
Part 5が長文になっただけと考えられがちで、問題数も多くないため、全て解ききろうとしてしまう方が多いです。
ですが、Part 6は先ほど紹介したような接続詞や副詞の問題が多く、前後の文章を読んで理解しないと解けないものが出題されます。
試験時間に気を付けていないと、Part 6を解き終えたころには、残り時間がわずかなんてこともあります。
なので、Part 6は時間調節のものと割り切ってしまいましょう。
Part 6は、10分以内で解く前提です。
午前開始:11時20分~11時30分
午後開始:16時~16時10分
600点を取りたいなら、Part 7に集中すべきです。
なので、午前の部なら11時30分を、午後の部なら16時10分を超えていたら、覚悟を決めてPart 7へ移動します。
Part 6:時間調節のためのPartと考える
Part(パート)7
Part 7は、50-55分以内に解きます。
シングルパッセージ問題が29問(10セット)、ダブルパッセージ問題が10問(2セット)、トリプルパッセージ問題が25問(3セット)あります。
そして、下記がPart 7の中での、詳細な時間配分です。
ちなみに、600点を目指す方のため、合計50分で考えています。
シングルパッセージ問題は、25分以内(1問あたり約70秒)が目安
ダブルパッセージ問題は、10分以内(1問あたり60秒)が目安
トリプルパッセージ問題は、15分以内(1問あたり30-40秒)が目安
それを踏まえて、こちらが実際の時間設定です。
午前開始:
シングルパッセージ問題:11時30分~11時55分
ダブルパッセージ問題:11時55分~12時5分
トリプルパッセージ問題:12時5分~12時20分
午後開始:
シングルパッセージ問題:16時10~16時35分
ダブルパッセージ問題:16時35分~16時45分
トリプルパッセージ問題:16時45分~17時
そして、Part 7の解答の進め方は、いままでと同じで「解けるものを解く」です。
Part 7は、「簡単→中間→難しい→簡単→…」のように繰り返す傾向がありますので、絶対に解ける問題があります。
ダブル・トリプルパッセージ問題すべてが難しわけではないので、あきらめずに解ける問題を探してください。

そして、時間がかかる「Not問題」、「文挿入問題」は飛ばしてもよいでしょう。
「単語の言いかえ問題」は、時間がかからないものに分類されますが、単語の意味が分からないと答えるのが困難です。
なので、時間を浪費する前に飛ばしてしましょう。

Part 7の解き方は、こちらの記事でも解説しています。
もっと詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。
ダブル・トリプルパッセージ問題でも、あきらめない気持ちが大切
試験当日の過ごし方・対策
試験の時間配分は重要です。
ですが、同様に重要なことがあります。
それは、試験にベストコンディションで望むことです。
どれだけ勉強してきたとしても体調が悪くては、600点を取れる可能性が激減してしまいます。
なので、試験当日の過ごし方には、注意する必要があるんです。
その注意点をまとめたのが、こちらの記事です。
この記事を読めば、試験当日にすべきことを網羅できます。
絶対に失敗たくない方は、ぜひ参考にしてみてください。
試験当日のおすすめ持ち物7選
試験の時間配分をおさえたら、試験当日に持っていくべきものも知っておきましょう。
絶対に持っていくべきなのは「受験票、証明写真、本人確認書類」だけではありません。
試験で失敗しないため、おすすめの持ち物が7つあります。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ

今回は、試験の時間配分について解説しました。
初心者から600点を取るために最適な時間配分になっています。
試験中はこまめに時計を見るクセをつけてください。
そのためにも、時計を持っていくのを忘れないように気を付けましょう。
最後に、時間配分の具体例を紹介しておきますので、ぜひ参考にどうぞ。
ちなみに、リスニングセクションは、一応45分間きっかりに終わったことを想定しています。
そこだけはご注意ください
午前開始:
リスニングセクション:10時20分~11時5分
Part 5:11時5分~11時20分
Part 6:11時20分~11時30分
Part 7
シングルパッセージ問題:11時30分~11時55分
ダブルパッセージ問題:11時55分~12時5分
トリプルパッセージ問題:12時5分~12時20分
午後開始:
リスニングセクション:15時~15時45分
Part 5:15時45分~16時
Part 6:16時~16時10分
Part 7
シングルパッセージ問題:16時10~16時35分
ダブルパッセージ問題:16時35分~16時45分
トリプルパッセージ問題:16時45分~17時

初回受験時、がっちり勉強してTOEICに臨むも点数は400点以下で絶望。
オンライン英会話やスマホアプリ、多くの参考書、様々な勉強法を試しながら、何度もTOEICを受験。
TOEICスコア920点を取得。スコア取得後、社会人大学院生になり学位をとることができました。
社会人になってから英語を始めても、遅くないことを証明しました。
この経験を生かし、スコアが伸び悩んでいる方や初心者のサポートをするためブログを開設。
現在、自分自身も英語学習を継続しながら、さらに効率的な勉強法を日々考案中。
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