この記事は、こんな方向け
TOEIC初心者
英文法勉強中の方
代名詞について知りたい方
今回もあなたの疑問にお答えします。
それなら「形式主語・形式目的語」について教えてください。
承知しました。
「形式主語・形式目的語」はTOEICの肝ですね!
今回も初心者でも分かりやすいように解説します。
「形式主語・形式目的語」って何という方もいるでしょう。
簡単にいうと、主語や目的語となる語句の代わりに使われる際の「it」のことです。
to不定詞や動名詞などと一緒に使われ、それらの内容を説明してくれます。
TOEICでも「it is…to不定詞」などの形で出題され、知っていないとスコアアップできません。
ですので、「形式主語・形式目的語」の使い方は絶対に知っておきましょう。
今回の記事は、TOEIC 600点を取りたい方には一読の価値があります。
英語の基礎について解説していますので、勉強の最初の一歩として読み進めてください。
「it」の用法
- 「it」の用法
- 1. 形式主語(仮主語)とは
2. 形式目的語(仮目的語)とは
「it」の用法に、形式主語(仮主語)、形式目的語(仮目的語)があります。
今回は、その2つを中心に解説します。
形式主語(仮主語)とは
名詞句(to不定詞や動名詞)には、名詞としての働きがあるため、主語や目的語になります。
そのため、to不定詞と動名詞を先頭に置くと、例文1のように主語が長くなってしまいます。
To ask him to clean my room carefully is impossible.
Asking him to clean my room carefully is impossible.
「彼に私の部屋を丁寧に掃除してくれるようにお願いするのは、不可能である」
※黄色の部分が主語
主語が長くなると、読みにくいだけでなく英文の意味が分かりにくくなります。
そのため、主語になるto不定詞や動名詞を、文章の後ろへ移動させます。
そうすると主語がいなくなってしまうので、代わりに「it」を主語にするのです。
この「it」を、形式主語(仮主語)といいます。
It is impossible to ask him to clean my room carefully.
It is impossible asking him to clean my room carefully.
「彼に私の部屋を丁寧に掃除してくれるようにお願いするのは、不可能である」
「It」=「to ask him to clean my room carefully」
「It」=「asking him to clean my room carefully」
これら文章を比べてみると、いかがでしょうか?
例文1-1の方が、例文1よりも短くて分かりやすくなっています。
その他、名詞節(that節、wh-節)も、形式主語の形をとることができます。
こちらの関しては、後ほど説明します。
形式目的語(仮目的語)とは
to不定詞や動名詞が名詞としての働きがあるため、主語や目的語になると説明しました。
to不定詞や動名詞を目的語にそのまま利用すると、目的語が長くなりすぎて意味が取りにくくなります。
こちらも例文をお示しします。
× I found to ask her to clean my room carefully easy.
× I found asking her to clean my room carefully easy.
「彼女に私の部屋を丁寧に掃除してくれるようにお願いするのは簡単だと分かった」
例文2では第5文型「S+V+O+C」のOに、to不定詞と動名詞が使われています。
この文章を読んでいただければ分かりますが、黄色でハイライトしていないと、どこまでが目的語か判読困難です。
「to不定詞や動名詞」を目的語にする第5文型「S+V+O+C」は意味が分かりにくいため、基本的には形式目的語の「it」を使います。
なので、to不定詞と動名詞を「it」で置き換え、to不定詞と動名詞は文章の後ろに移動させます。
そして、この「it」を形式目的語(仮目的語)といいます。
形式目的語「it」をふまえて、例文2を書き換えたものをお示しします。
〇 I found it easy to ask her to clean my room carefully.
「彼女に私の部屋を丁寧に掃除してくれるようにお願いするのは簡単だと分かった」
明らかに文章の内容が分かりやすくなりました。
名詞節「that節」も、形式主語・形式目的語で置き換え可能
先ほどは、to不定詞と動名詞は形式主語・形式目的語である「it」で置き換え可能と説明しました。
そして、もちろん、thatの内容も「it」で置き換えられます。
例文3は「that」が主語のパターンです。
That he will become an English teacher is possible.
It is possible that he will become an English teacher.
「彼が英語教師になるのは可能である」
例文4は「that」が目的語のパターンになります。
ちなみに、「that」を目的語にする第5文型「S+V+O+C」は意味が分かりにくいです。
なので、基本的には形式目的語の「it」を使います。
× I found that I asked her to clean my room carefully easy.
〇 I found it easy that I asked her to clean my room carefully.
「彼女に私の部屋を丁寧に掃除してくれるようにお願いするのは簡単だと分かった」
まとめ
今回は、「形式主語・形式目的語」について解説しました。
to不定詞と動名詞、thatが主語や目的語になる時、長くなったり、意味が分かりにくくなるため「形式主語・形式目的語」である「it」を使います。
色々なパターンを紹介しましたが、to不定詞と一緒に使われるのが一番多いです。
なので、まずは「to不定詞」での使い方を覚えておきましょう。
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