

今回もTOEIC920点取得の経験をもとに、あなたのお悩みにお答えします。
この記事は、こんな方むけ
TOEIC初心者
TOEIC Part5ー6のテクニックを知りたい方
「文法とか単語苦手なんだよね……」
「Part 5と6って問題数多すぎ……」
「Part 6が終わった段階で時間がほとんどなくなってしまった……」

あなたも、こんな悩みをお持ちですね。
Part 5-6って問題数は多いですが、穴埋め形式なので簡単に見えてしまいます。
そのため、Part 5-6を完璧に解こうと時間を使いすぎるあまり、Part 5-6が終了したら時間が残っていないなんてことも良く聞きます。
なぜかというと、TOIECの勉強をはじめたばかりの方が陥りやすい罠がたくさんあるからです。
Part 5-6でスコアアップするためには、この罠をさけるためのテクニックを駆使する必要があります。
ある程度の単語力や文法力も必要としますが、「勉強をしたのに全然スコアが伸びないぞ……」という方はこの罠にはまっているかもしれません。
私もPart 5-6で使うべきテクニックを知ったことで、スコアが劇的にアップしました。
この記事を読んでいただいているあなたにも、Part 5-6をサクサク進めることができる感覚をぜひ知ってほしいです。
今回はPart 5-6の罠を避けるためのテクニックをどしどし紹介します。
なので、Part 5-6をあきらめている方は、ちょっと待ってください!
この記事を読むことでPart 5-6でスコアアップにつながります。

Part 5, 6が苦手な方は、ぜひ読み進めてください。
Part 5とは

学校の試験などでも良く出会うタイプの問題であり、いわゆる穴埋め問題です。
短文の穴埋め問題であり、試験では30問出題されます。
その中から、大きく5種類に分けれらます。
語彙問題:文章に合う単語を選ぶ問題。さまざまな意味の単語が並んでいる中から、正解となる答えを選ぶ必要があります。
品詞問題:文章に合う品詞(名詞、動詞、形容詞、副詞)を選ぶ問題。
動詞問題:名詞と動詞の形が一致するかどうか、時制(現在形や過去形、未来形など)、態(能動態や受動態など)を問われます。
前置詞・接続詞問題:文法的に合う前置詞や接続詞を問われる問題です。
代名詞問題:I/my/me/mine/myselfなどの選択肢の中から、文法的にあう答えを問われる問題です。
このようにPart 5では基礎の英語力を試されます。
確実に点数を取っていくためには「多くの単語を知っていること」「中学生レベル以上の文法理解度」が必要になってくるのです。
今回紹介するテクニックを知っているだけでも、スコアは伸びますが基礎英語力を高めておいた方がより確実です。
ここで、「えっ、どうやって勉強したらいいの?」と思った方は安心してください。
基礎英語力を高める勉強法を別記事で紹介していますので、まずはそちらを読んでください。
下記に、そのための記事をまとめております。
そもそも、なにから勉強をはじめたらいいのという方は、英単語から勉強をはじめましょう。
そんな方にはこの記事が参考になりますので、こちらからどうぞ。
参照:【TOEIC超初心者必見】英語が苦手な人が勉強を始めるなら単語から!
英文法は最低でも中学生レベルが必要と書きましたが、英文法の始め方から知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

勉強はばっちりという方は、どんどん読み進めてください。
Part 6とは

長文の穴埋め問題で、試験では16問出題されます。
問題の種類はpart 5とほぼ同じであり、違う点としてはpart 6ではメールやお知らせの形で問題が出題されるところです。
特に違う点は主に次の2つです。
- part 6では前後の文章を読むことで解答できる問題が出題される。
- 空欄に単語や熟語ではなく、丸々1つの文章を入れる問題が出題される。
そして、求められる英語力は、part 5と同じ「英単語力」「文法理解度」の2つです。
なので、part 6のスコアを伸ばすためにも、その2つを特に勉強する必要があります。
Part 5-6で使えるテクニック

- Part 5-6で使えるテクニック
- 1. 同じような単語なら品詞問題
2. 英語の原則を知る
3. 接続詞/前置詞の選択肢を見分ける
4. 相関接続詞は悩まない
5. 分からない問題は飛ばす
これらのテクニックは全て、試験時間を有効活用するためのもの。
つまり、短時間で問題を解くためのテクニックですので、絶対に覚えておいてください。
ただし、TOEIC 600点を達成するためには十分ですが、それ以上を目指すならば簡単すぎるテクニックです。
そのため、もっと上を目指す方には当たり前すぎる内容だと思います。
同じような単語なら品詞問題

品詞とは名詞、動詞、形容詞、副詞などの総称です。
TOEICでは品詞の形を問われる問題が多く出題されます。
品詞の形に注意しましょう。
strong(強い)という形容詞を例に説明をします。
strongにはstrongly(強く、固く)という副詞、strength(強さ)という名詞、strengthen(強くする)という動詞の形があります。
そのため、下記のような穴埋め問題が出題されることがあります。
There is a ___ man.
- A. strong
- B. strongly
- C. strength
- D. strengthen
説明のために非常にシンプルな問題にしていますが、実際にこのような形で出題されます。
次の見出しの所で詳しく説明しますが、名詞を修飾するのは形容詞なので答えは(A)strongです。
この問題に答えるためには品詞の形を知っている必要がありますので、勉強をしておきましょう。
そして、このような形の問題が出題されていれば品詞問題ですので、文章全体を読まずとも答えることができます。
極論、穴埋めの前後を見るだけで答えることができます。
そうすることで、試験時間を節約し有効活用することができるようになるのです。
英語の原則を知る

当たり前ですがTOEICは英語の試験ですので、英語の大まかな原則を覚えておくだけで解ける問題が多数出題されます。
その中でも、絶対に知っておくべきポイントにしぼってお伝えします。
1. 冠詞(a, an, the)の後ろは名詞
(例)There is a(man)here. (ここには、一人の男がいる。)
2. 動詞は助動詞(will, must, shouldなど)の後ろでは原形
(例)A man will (go) school.(一人の男が学校に行く。)
3. 形容詞は名詞の前かbe同士の後ろ
(例)There is a (strong)man here.(ここには、一人の強い男がいる。)
There are (strong)men here.(ここには、強い男たちがいる。)
4. 副詞や形容詞の前は副詞。名詞/助動詞/be動詞と動詞の間なら副詞。
(例)There is a(very)strong man here.(ここには、とても強い一人の男がいる。)
5. 受動態の動詞を後ろから修飾するのは副詞
(例)The door was opened (strongly). (そのドアは強くしめられた。)
この1~5の原則をおさえるだけでも、試験で十分活用できます。
この原則を知っていれば、穴埋めの前後をみるだけで回答につながることがあるからです。
接続詞/前置詞の選択肢を見分ける

接続詞や前置詞が選択肢に並んでいる場合に使えるテクニックです。
主語と動詞の2つがそろっているかどうかをみるだけで問題を解くことができます。
例を挙げて説明をすると、下記のようになります。
S(主語)+V(動詞)→接続詞
(例)(Because)he is strong, ……(彼は強いので、……)
S(主語)+V(動詞)以外 →前置詞/群前置詞
(例)(During) the night, ……(夜の間に) 前置詞
(例)(Due to)his strength, ……(彼の強さのおかげで、……)群前置詞
※群前置詞は複数の単語(前置詞を含む)で構成される前置詞の塊
主語と動詞がそろていれば接続詞が答えになり、主語+動詞の形になっていなければ前置詞(もしくは群前置詞)が答えになります。
このことを知っているだけで、文章全体を読まずとも正解にたどり着けるので、大幅な時間短縮になります。
相関接続詞は悩まない

相関接続詞はサービス問題と言っても過言ではありません。
ちなみに、相関接続詞とは2つの接続詞がペアになるもので、ペア接続詞と紹介している人もいます。
TOEICで頻出の相関接続詞を紹介しておきます。
both A and B(AとBの両方)
either A or B(AかBかどちらか)
whether A or B(AかBかどちらか)
neither A nor B(AもBも違う)
not only A but also B(AだけでなくBも)
rather A than B(BよりむしろA)
これらはTOECIでよくみかけるものですので、最低でも紹介した分は覚えておきましょう。
neitherなどを見かけたら、norを選ぶなど反射的に選ぶだけでかなりの時間の節約になります。
分からない問題は飛ばす

このテクニックは至って簡単です。
分からない問題に時間を使いすぎるのをやめるだけ!
TOEICは時間との勝負ですので、分からない問題に時間をかけすぎて簡単な問題を取りこぼしては本末転倒です。
TOEICは良くも悪くも難易度によって点数が変わらないので、1問できれば5点になります。
特にPart 6の1文丸々を空欄に入れるような問題は、時間に注意しましょう。
このような問題は、文章全体を読み込む必要があり時間がかかります。
なので、分からないと思ったら飛ばしてしまってよいです。
Part 5-6での目安として、30秒以上は悩まないようにしてください。
それだけ考えて全然わからなければ、次の問題に行ってしまいましょう。
まとめ

今回は、Part 5-6で使うべきテクニックについて解説しました。
これらのテクニックを活用すれば、高速で問題を解いていくことができます。
知っているだけで、TOEIC 600点獲得がグーンと近づいてくること間違いなしです。
- Part 5-6で使えるテクニック
- 1. 同じような単語なら品詞問題
2. 英語の原則を知る
3. 接続詞/前置詞の選択肢を見分ける
4. 相関接続詞は悩まない
5. 分からない問題は飛ばす
Part 1-4のテクニックはこちら

今回紹介したテクニックはいかがだったでしょうか?
TOEIC 600点を確実に取るためのテクニック紹介しました。
参考になったという方は他のパートについてもしっかりおさえておいて損はありません!
リスニング セクションのテクニックもこちらの記事で紹介していますので、ぜひ読み進めてください。

初回受験時、がっちり勉強してTOEICに臨むも点数は400点以下で絶望。
オンライン英会話やスマホアプリ、多くの参考書、様々な勉強法を試しながら、何度もTOEICを受験。
TOEICスコア920点を取得。スコア取得後、社会人大学院生になり学位をとることができました。
社会人になってから英語を始めても、遅くないことを証明しました。
この経験を生かし、スコアが伸び悩んでいる方や初心者のサポートをするためブログを開設。
現在、自分自身も英語学習を継続しながら、さらに効率的な勉強法を日々考案中。
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