この記事は、こんな方むけ
TOEIC初心者
to不定詞について学習中の方
to不定詞が苦手な方
TOEIC920点を取得した経験を生かして、あなたのお悩みにお答えします。
to不定詞について教えてください。
承知しました。
それなら、今回は以前に解説したto不定詞の続きです。
to不定詞は、TOEICパート5の肝と言っても過言ではありません。
TOEIC 600点を取りたいならば、確実に正解していく必要があります。
ですが、いろいろな用法があるせいで、「to不定詞は苦手…」という人が多いです。
そのため前回、別記事で「to不定詞の基礎」について解説しました。
ですが「他動詞+目的語+to不定詞」という形があるのをご存知でしょうか?
to不定詞の応用的な用法ですが、こちらもTOEICで頻出です。
これを聞いて、さらに嫌になった方もいるかもしれません…
でも安心してください。
今回も、あなたの苦手克服に役立つ記事を書きました。
この記事を読んでいただければ、TOEIC 600点を取れる「他動詞+目的語+to不定詞」の使い方を知ることができます。
to不定詞が苦手な方は、ぜひ読み進めてください。
記事の最後には、今回紹介するTOEICにでる「to不定詞」一覧があります。
時間が無い方は、そこだけでもよんでみてください。
to不定詞について
「to不定詞」は、「to + 動詞の原形」の形にすることで、形容詞・副詞・名詞として利用します。
形容詞・副詞・名詞として利用される際、一般的には形容詞的用法・副詞的用法・名詞的用法と言われることが多いです。
to不定詞の基本的性質として、「これから先のこと」や「これから起こりうる可能性のあること」があります。
なので、未来の行動や出来事を予想する・希望するような動詞と一緒に使われることが多いです。
さらに詳しい用法については、こちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください。
他動詞+目的語+to不定詞
他動詞+目的語+to不定詞 | 意味 |
advise…to~ | …に~するよう忠告する、…に~するよう助言する |
allow…to~ | …に~するのを許す、…が~であると認める |
ask…to~ | …に~するよう頼む |
cause…to~ | …に~させる |
compel…to~ | 無理やり…に~させる |
enable…to~ | …が~するのを可能にする |
expect…to~ | …が~するのを期待する |
force…to~ | 無理やり…に~させる |
get…to~ | …に~してもらう |
like…to~ | …に~してほしい |
permit…to~ | …が~するのを許す |
persuade…to~ | 説得して…に~させる |
remind…to~ | …に~を気づかせる |
teach…to~ | …に~の仕方を教える |
want…to~ | …に~してほしい |
warn…to~ | …に~するよう警告する |
advise…to~
「advise」には「助言する」という意味があります。
それを踏まえ「…に~するよう忠告する」「…に~するように助言する」のように訳します。
すこし高圧的な印象を与える可能性がありますので、日常で使う時は注意が必要です。
I advised him to study English yesterday.
「昨日、私は彼に英語の勉強をするように忠告した」
I advised him not to study English yesterday.
「昨日、私は彼に英語の勉強をしないように助言した」
※「advise…not to~」とすることで、「…に~しないよう忠告する」と否定の意味に変わります。
allow…to~
「allow」には「許す」という意味があります。
それを踏まえ「…に~するのを許す」「…が~であると認める」のように訳します。
「…に~するのを許す」の方が有名ですが、「…が~であると認める」という用法があることも覚えておきましょう。
They allowed me to park my car here.
「彼らは、私がここに車を止めるの許可を与えた」
I allow you to be honest
「私は、あなたが正直者だと認めている」
ask…to~
「ask」には「お願いする」という意味があります。
それを踏まえ「…に~するよう頼む」のように訳します。
I asked her to help me.
「彼女に私を手伝ってくれるようにお願いした」
cause…to~
「cause」には「(名詞)原因」「(動詞)…を引き起こす、させる」という意味があります。
なので「cause…(人)to~(動詞の原形)」は、「(人)に…することを引き起こす」となります。
そして、日本語としては「…に~させる」のように訳します。
The earthquake caused us to move.
「その地震が、私たちに引っ越させた(その地震が、私たち引っ越しの原因となった)」
「cause」には「原因」という意味があるため、「S(主語)+cause+O(目的語)+to+(動詞)」で「(主語)が、(目的語)の(動詞)となる原因である」とも訳せます。
compel…to~
「compel」には「(人)に…を強制する」という意味があります。
そして、compelの背景には「権力や目上のものによって強制させられる」というニュアンスがあるのです。
なので、「無理やり…に~させる」のように訳します。
My teacher compel us to follow the rules.
「私の先生は、ルールに従うように強制する」
enable…to~
「enable」には「…を許す」「…を可能にする」「…資格を与える」という意味があります。
なので「…が~するのを可能にする(許可する)」のように訳します。
The train enable us to go to the school.
「その電車が、私たちに通学を可能にした(その電車のおかげで、私達は通学できる)」
例文のように「S(主語)+enable+O(目的語)+to+(動詞)」で「(主語)のおかげで、(目的語)が(動詞)できる」とも訳せます。
expect…to~
「expect」には「(名詞)期待」「(動詞)…を期待する、望む、予期する」
その上で「…が~するのを期待する」のように訳します。
I expect him to go to Mars.
「私は、彼が火星に行くと期待している」
force…to~
「force」には「(名詞)強制、力」「…強制する」という意味があります。
なので「force」には、強めに強制するニュアンスがあり、「無理やり…に~させる」のように訳します。
The storm forced us to take refuge.
「その嵐が私たちに避難を強制した(その嵐のせいで、私達は非難をしなければならなかった)」
The storm made us to take refuge.
「その嵐が私たちに避難させた(その嵐のせいで、私達は非難をしなければならなかった)」
また、「force…to~」は例文の様に「make…to~」を用いることで言い換えることができます。
get…to~
「get」には「…を得る」という意味があります。
つまり、「get…(人)to~(動詞の原形)」で「(人)が…するという状況を得る」となります。
なので、「人に…をお願いをする、依頼をする」という意味につながるのです。
それを踏まえて、「…に~してもらう」のように訳します。
I got her to cut my hair.
「私は、彼女に私の髪の毛を切ってもらった」
ちなみに、先ほどの「force」よりは「お願い」の程度は弱めです。
like…to~
「like」には「…が好き、好ましい」という意味があります。
つまり、「like…(人)to~(動詞の原形)」で「(人)が…するという状況を好む」となります。
なので、「人に…をお願いをする」という意味につながるのです。
それを踏まえて「…に~してほしい」のように訳します。
I like him to do his best.
「私は、彼にベストを尽くしてほしい」
I want him to do his best.
「私は、彼にベストを尽くしてほしい」
I would like him to do his best.
「私は、彼にベストを尽くしてほしい」
例文の様に「like…to~」は「want…to~」「would like…to~」を使っても書き換え可能です。
permit…to~
「permit」には「(名)許可」「(動詞)…を許可する」という意味があります。
なので「permit…(人)to~(動詞の原形)」は「…が~するのを許す」のように訳します。
My parents permitted me to eat out tonight.
「私の両親は、今晩私が外食するのを許してくれた」
persuade…to~
「persuade」には「(名詞)説得」「(動詞)…を説得する、言い聞かせる」
「説得して…に~させる」のように訳します。
I persuaded my mother to give me money.
「私は、私の母にお金をくれるように説得した」
例文のように、説得して何かを許可してもらうような時に使われます。
remind…to~
「remind」には「…を思い出させる、気づかせる」という意味があります。
なので「remind…(人)to~(動詞の原形)」で「(人)に…することと思い出させる、気づかせる」となります
He reminded me to bring an umbrella.
「彼は私に傘を持っていくことを思い出させてくれた(気づかせてくれた)」
He advised me to bring an umbrella.
「彼は私に傘を持っていくことを忠告した」
例文の様に「remind…to~」は「advise…to~」を使うことで、同じような意味の文章になります。
teach…to~
「teach」には「…を教える」という意味があります。
なので「teach…(人)to~(動詞の原形)」で「(人)に~の仕方を教える」のように訳します。
He teach me to read and write English.
「彼は私に英語の読み書きの仕方を終えてくれる」
He tell me how to read and write English.
「彼は私に英語の読み書きの仕方を終えてくれる」
例文の様に「teach…to~」は「tell…how to~」でも書き換えが可能です。
want…to~
「want」には「…がほしい」という意味があります。
つまり「want…(人)to~(動詞の原形)」で「(人)が…するという状況がほしい」となります。
なので「…に~してほしい」のように訳します。
I want him to make a cake.
「私は、彼にケーキを作ってもらいたい」
I like him to make a cake.
「私は、彼にケーキを作ってもらいたい」
I would like him to make a cake.
「私は、彼にケーキを作ってもらいたい」
先ほども述べました。
例文の様に「want…to~」は「like…to~」「would like…to~」を使っても書き換え可能です。
warn…to~
「warn」には「…を警告する」という意味があります。
なので「warn…(人)to~(動詞の原形)」で「(人)に~するよう警告する」のように訳します。
I warned him to avoid problems.
「私は、彼に問題を避けるように警告した」
I warned him not to overwork himself.
「私は、彼に働きすぎないように警告した」
例文の様に「warn…not to~」とすることで「…に~しないよう警告する」という意味になります。
併せて覚えておきましょう。
今回は、ここまで。
ChatGPTを使った文法解説
TOEIC学習にも使えると話題のAI「ChatGPT」
チャット形式で質問をすれば、一瞬で解説をしてくれます。
分かるまで永遠に聞くことができます。
料金がかかるのではと心配される方もいますが、もちろん無料ですので安心してください。
今回紹介した「他動詞+目的語+to不定詞」が、完璧に理解できなかったという方はお試しを。
具体的な利用方法については、こちらの記事で解説しています。
「周りに英語学習の相談ができる人がいない」、
「参考書を読んでも意味が分からなかった」という方に、おすすめの内容です。
まとめ
今回は「他動詞+目的語+to不定詞」型について解説しました。
最後に紹介した内容をもう一度載せておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
他動詞+目的語+to不定詞 | 意味 |
advise…to~ | …に~するよう忠告する、…に~するよう助言する |
allow…to~ | …に~するのを許す、…が~であると認める |
ask…to~ | …に~するよう頼む |
cause…to~ | …に~させる |
compel…to~ | 無理やり…に~させる |
enable…to~ | …が~するのを可能にする |
expect…to~ | …が~するのを期待する |
force…to~ | 無理やり…に~させる |
get…to~ | …に~してもらう |
like…to~ | …に~してほしい |
permit…to~ | …が~するのを許す |
persuade…to~ | 説得して…に~させる |
remind…to~ | …に~を気づかせる |
teach…to~ | …に~の仕方を教える |
want…to~ | …に~してほしい |
warn…to~ | …に~するよう警告する |
コメント