この記事は、こんな方向け
TOEIC初心者
英文法の基礎が知りたい方
英文法が苦手な方
今回もあなたのお悩みにお答えします。
英語の文型や品詞ってあるけど、正直よく分かりません。
承知しました。
文型や品詞は、英語の基礎なので絶対に覚えておく必要があります。
今回は、それらを分かりやすく紹介しましょう。
英文法が苦手という方の中には、基礎がおろそかになっている方が多いです。
「ところで、そもそも英文法の基礎って何?」という方もいるでしょう。
それは、品詞と文型のことです。
ちなみに、品詞とは単語の意味と働き毎の分類であり、文型とは文章の語順毎の分類になります。
結論からいって、この2つを知らずしてTOEICで600点は目指せません。
日本語だったとしても、語順がめちゃくちゃだったり、間違った単語の使い方をしていては、だれも理解できません。
それだけ、品詞と文型は重要なんです。
なので、今回は最低限覚えておくべき「品詞と文型」について解説しました。
この記事を読んでいただければ、TOEICの基礎である「品詞と文型」について知ることができます。
そうすることで初めて、TOEIC600点へのスタートラインに立てます。
英語の基礎について解説していますので、勉強の最初の一歩として読み進めてください。
品詞とは
品詞とは、単語を意味や働きなどから分類したもののことです。
主に、下記の10つに分けられます。
品詞 | 役割 |
名詞 | 人や物事などの名前。 例)food, houseなど。 |
代名詞 | 名詞の代わりとなるもの。 例)I, him, it, that, this, など。 |
動詞 | 人や物事の状態や動作を表すもの。 例)be, go, come, など。 |
形容詞 | 名詞の性質や状態、数などを修飾するもの。 例)good, bad, many, few, heavy, など。 |
副詞 | 動詞や形容詞などを修飾し、状態や場所、時などを表すもの。 例)always, here, very, など。 |
助動詞 | 動詞の原形や分詞の前に置き、話し手の判断などを表すもの。 例)can, may, must, should, will, など。 |
前置詞 | 名詞や代名詞の前に置かれ、文中での働きや動詞などのつながりを表すもの。 例)at, by, in, with, など。 |
接続詞 | 語句や文章をつなぐ役割がある。 例)and, but, or, when, など。 |
冠詞 | 名詞の前に置き、その名詞が不特定か特定かを示すもの。 例)a, an, the, など。 |
間投詞 | 感動詞ともいわれる。話し手の感情を表す語。 例)ah, oh, well, など。 |
これらの品詞を組み合わせることで英文が構成されています。
そして、その構成によって文章の型(文型)が決まり、5つに分類できます。
文型については、次に紹介します。
品詞をおさえたら、文型についても理解しましょう。
注意点
品詞は、1単語につき1つではありません。
1つの単語が名詞や動詞にもなることがあります。
例) play:(名詞)遊び、(動詞)…演奏する
文型とは
- 文型とは
- 1. 第1文型(S+V)
2. 第2文型(S+V+C)
3. 第3文型(S+V+O)
4. 第4文型(S+V+O+O)
5. 第5文型(S+V+O+C)
文型の説明に入る前に、上記のS(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)について説明しておきます。
第1文型(S+V)
第1文型のV(動詞)では、目的語を必要としない自動詞を用います。
なので、目的語や補語がなくても、文章の意味は通じます。
第1文型の代表例を、下記の通りです。
The test starts.
「試験が始まる」
「the test」=「主語」、「starts」=「動詞」
ただし、例文1の様に、主語と動詞だけの文章は非常にまれであり、副詞を伴うことの方が多いです。
例文1をもとに説明します。
The test starts in ten minutes.
「試験が10分後に始まる」
「in ten minutes(10分後)」には副詞の働きがあり、「starts」を修飾しています。
「in ten minutes」には副詞の役割があり、「starts」を修飾しています。
「in ten minutes」は動詞の目的語でも、主語の補語でもないので、文章は第1文型「S(主語)+V(動詞)」のままです。
第2文型(S+V+C)
第1文型と似ていますが、第2文型ではO(動詞)が、S(主語)=C(補語)となるための橋渡し役になります。
つまり、第2文型では「S(主語)=C(補語)」という状態を表す動詞が用いられます。
どのような動詞があるかは表にまとめました。
働き | 単語例 |
「…である」型 | be動詞 |
「…になる」型 | become、come、get、go、turn など |
「…のままである」型 | keep、remain、stay など |
「…と感じる」型 | feel、look、sound、smell、taste など |
「…のようである」型 | appear、seem など |
動詞の働きによって「…である」型、「…になる」型、「…のままである」型、「…と感じる」型、「…のようである」型に分けられます。
ですが、難しく考える必要はありません。
第2文型パターンを取る動詞を覚えてさえいれば、「S(主語)はC(補語)である」と訳せば大丈夫です。
それでは、例文を見ていきましょう。
He got angry.
「彼は怒った」
「he」=「S(主語)」「got」=「O(動詞)」「angry」=「C(補語)」
例文では「he」=「angry」の関係です。
「彼」=「怒っている」ということを表すために、「get(…になる)」が使われています。
このように、主語の状態を説明する橋渡し役の動詞と補語を伴うのが第2文型です。
第1, 2文型の動詞は、自動詞でした。
第3, 4, 5文型の動詞は、目的語を必要とする他動詞を使います。
第3文型(S+V+O)
第3文型は第2文型とは違い、C(補語)の代わりに、動詞の動作の対象としてO(目的語)を伴います。
つまり、第2文型では「S(主語)=C(補語)」でしたが、第3文型では「S(主語)≠O(目的語)」となります。
詳しくは、例文を使って説明します。
I play the piano.
「私はピアノを弾く」
「I」=「S(主語)」「play」=「O(動詞)」「the piano」=「C(補語)」
「I」≠「the piano」の関係であり、「the piano」は「play」の目的語になります。
このように、動詞に目的語を伴うのが第3文型です。
第4文型(S+V+O+O)
第4文型は、第3文型の「S+V+O」にさらにO(目的語)が加わった形です。
この際、「S+V+O1+O2」とすると「O1≠O2」という関係が成りたちます。
例文を紹介します。
I bought him a pen.
「私は彼に1本のペンを買ってあげた」
I bought a pen to him. ※第3文型(S+V+O)
「私は彼に1本のペンを買ってあげた」
第4文型は例文のように、第3文型に書き換えることが可能です。
この場合「I bought a pen to him」の「to him」は副詞の役割があり、第3文型となります。
第5文型(S+V+O+C)
第5文型は、第4文型の目的語が、C(補語)に変わったパターンです。
つまり、第4文型と違い「O(目的語)=C(補語)」となります。
例文を使って説明します。
He made me happy.
「彼は私を幸せにした」
※「make+目的語+補語」で「目的語を補語の状態にする」という意味があります。
例文5では「happy」が補語であり、直前にある「me」を説明しています。
なので、「me」=「happy」という関係が成り立ちます。
別の言い方をすれば、「I am happy」という文が成り立つのです。
まとめ
今回は、「品詞と文型」について解説しました。
品詞と文型は、TOEIC 600点を取るための一番最初のステップです。
なので、今回紹介した内容は、絶対に覚えておきましょう。
今回は品詞を紹介しましたが、こちらのアプリもおすすめです。
隙間時間で勉強するのに、非常に向いています。
かんたん3ステップで無料体験
コメント