この記事は、こんな方向け
TOEIC初心者
TOEIC600点と目指いしている方
形容詞について学習したい方
今回もあなたのお悩みにお答えします。
最近英文法の勉強をしているんだけど、いまいち分からないんだよね。
特に、形容詞について教えてください。
承知しました。
それであれば、お望み通り「形容詞」について解説させて頂きます。
皆さんご存知の通り、「形容詞」は英文法の基礎です。
そして、TOEICで出題される重要ポイントの一つになります。
ですが、重要ポイントだからと言って、難しく考える必要はありません。
「形容詞」の性質は非常に単純で、「名詞を修飾する」の一言に尽きます。
とはいえ、それが良く分からないんですという声が聞こえてきそうです。
なので、初心者向けに「形容詞」のイロハから解説します。
この記事を読んでいただければ、最低限知っておくべき「形容詞」を理解できます。
基礎をおろそかにしていては、絶対にTOEIC 600点は取れません。
失敗をしたくないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
英語の基礎について解説していますので、勉強の最初の一歩として読み進めてください。
形容詞とは
- 形容詞とは
- 名詞の性質や状態、数などを修飾(説明)するための品詞
- 形容詞の働き
- 1. 名詞を修飾できる
2. C(補語)の役割を果たす
形容詞とは、「名詞」の性質や状態、数などを修飾(説明)するための品詞です。
一方、副詞が「名詞以外」の性質や状態、数などを修飾するので、そこが大きな違いになります。
また、形容詞の基本的な働きは、「名詞を修飾」「C(補語)の役割」の2つです。
それぞれの働きについては、これから説明します。
名詞を修飾できる
形容詞の基本的は役割は「名詞を修飾」できることです。
基本的に「名詞の直前」におくことで、その後の名詞を修飾します。
この用法を「限定用法(げんていようほう)」といいます。
TOEICでは用法の名前を聞かれることはありませんので、おまけ程度に覚えておいてください。
次に例文をお示しします。
I have a red pen.
「私は、1本の赤いペンを持っている」
The big tower was broken.
「その大きな塔が壊された」
例文1ではpen(ペン)とtower(塔)が名詞であり、red(赤い)とbig(大きい)がそれぞれを修飾しています。
このように、基本は名詞の直前に形容詞置くことで用います。
例文1は一つしか形容詞を使用していませんが、複数用いることができます。
並び順にも決まりがありますので、参考までにお示しします。
形容詞の位置
基本は名詞の前に置きますが、名詞の後に置く場合もあります。
それが、「something、anything、someone、somebody」を形容詞が修飾する時です。
これらの単語を修飾する場合は、後ろに形容詞を置いて利用します。
この際に、一つ注意すべきはことがあります。
それは「anything」は基本的に否定形、疑問形で用いることです。
「something、someone、somebody」が肯定文、疑問文で使われることとの大きな違いです。
例文をお示しします。
I have something hot.
「私は温かいもの(何か)を持っている」
There are someone rich in the hotel.
「そのホテルには、お金持ちな方たち(誰か)がいる」
I don’t(do not) have anything hot.
「私は、温かいもの(何か)をもっていません」
Do you have anything hot?
「何か温かいもの(何か)をもっていますか?」
Do you have something hot?
「何か温かいもの(何か)をもっていますか?」
この様に、普段は名詞の直前において利用する形容詞ですが、名詞の後ろにおいても修飾可能です。
特に「something、anything」は、肯定文か否定文かで使い方問われることがあり、重要ですので覚えておきましょう。
ちなみに、先ほど紹介した単語以外にも、後から形容詞が修飾しているように見える単語があります。
それが「those」です。
次の項で説明します。
「those+形容詞」について
「those」は「those+形容詞」の形で用います。
これはそもそも「those who be動詞+形容詞」がもとになっています。
しかし、who be動詞の部分は省略可能ですので、「those+形容詞」の形で利用できます。
Those(who are)smart always look cool.
「賢い人たちはいつもかっこよく見える」
例文3の「those who are smart」が主語になりますが、この部分にbe動詞を含んでいるので省略できます。
それと「those」が複数形ということにも注意が必要です。
「those who are smart」につながる動詞は三人称単数ではありませんので、動詞に「-s, -es」は付けないでください。
thoseの注意点
「those who(動詞・be動詞)」の形において、be動詞以外の時には「who」を省略はしません。
なので、一般動詞の時には下記のようになります。
Those who require payment in cash must contact the general affairs division.
「現金で給与を欲しい方は、総務課に連絡をしなければならない」
※general affairs division:総務課
「who」の部分が、必ずしも省略されるわけではないので注意しましょう。
C(補語)の役割を果たす
形容詞は名詞の直前に置くことで、その名詞を修飾すると説明しました。
ですが、もうひとつの働きとして、C(補語)になることができます。
つまり、第2文型と第5文型のC(補語)に形容詞が入ります。
この用法を「叙述用法(じょじょつようほう)」と言いますが、TOEICでは用法の名前を聞かれることはありませんので、何となくで良いので覚えておきましょう。
The building is big. ※第2文型(S+V+C)
「その建物は高い」
He made her happy. ※第5文型(S+V+O+C)
「彼は、彼女を幸せにした」
例文5のように、「the building」=「big」、「her」=「happy」の関係が成り立ちます。
なので、第2文型と第5文型となります。
「第2文型、第5文型ってなんだっけ?」という方は「第2文型と第5文型について」をお読みください。
また、形容詞が2つ以上補語になる場合についても解説します。
形容詞が2つ以上になったからと言って、難しく考える必要はありません。
迷った際は何度も見直して、完全に理解しておきましょう。
ここまでが、「形容詞」の基礎に当たる部分です。
次に応用的な内容を紹介します。
複合形容詞
複合形容詞とは、2つ以上の語が合わさって、単独の語として機能する形容詞のことです。
「名詞+形容詞」「副詞+形容詞」「名詞+名詞」「形容詞+形容詞+…」「副詞+過去分詞」など、いくつもパターンがあります。
そして、複合形容詞は、ー(ハイフン)で語と語をつないで形成します。
TOEICでも出題される例文を、いくつか挙げておきますので、参考にしてみてください。
数量形容詞
形容詞の中でも数量形容詞は、TOEICで頻繁に出題されます。
数量形容詞とは、数の大小を表す形容詞のことです。
例を挙げると「few・little・many・muchなど」があります。
数量形容詞が分かるだけで解答できる問題が出題されますので、絶対に知っておきましょう。
自信がない方は、一度は読んでおいてください。
重要単語一覧
形容詞の重要性は、十分ご理解いただけたでしょう。
とはいえ、「重要な形容詞を厳選して教えて欲しい」というのが、あなたの本音でしょう。
そんなあなたの為に、形容詞を含む最重要単語100語を記事にまとめました。
試験前にはぜひ、こちらの記事を読んでください。
副詞の解説はこちら
形容詞は「名詞」の性質や状態、数などを修飾するのと違い、副詞は「名詞以外」を修飾します。
これだけ聞くと簡単そうですが、実際には苦手な方が多いです。
それもそのはず、一見形容詞に見えるのに副詞だったりとややこしいものが出現されます。
なので、初心者がおさえておくべき副詞について解説しました。
詳しくはこちらの記事にまとめていますので、副詞が苦手という方はぜひ読んでください。
まとめ
今回はTOEICの基礎である「形容詞」について解説しました。
形容詞は、本当に奥が深いです。
形容詞が苦手という方は、とりあえず紹介した内容だけ覚えておきましょう。
最後に今回紹介した内容をまとめておきますので、参考にどうぞ。
- 形容詞とは
- 名詞の性質や状態、数などを修飾(説明)するための品詞
- 形容詞の働き
- 1. 名詞を修飾できる
2. C(補語)の役割を果たす
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