![](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2022/12/助動詞-must-初心者-解説.jpg)
この記事は、こんな方むけ
TOEIC初心者
文法が苦手な方
TOEIC600点を取りたい方
![父まぐろ学長](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2021/04/IMG_0180.jpg)
今回もあなたの疑問にお答えします。
![たかし](https://chichimaguro.blog/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
助動詞が苦手です…
助動詞について、詳しく教えてください。
中でも「must」「have to」をお願いします。
![父まぐろ学長](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2021/04/IMG_0180.jpg)
それでは、「助動詞」の「must」「have to」について解説します。
そもそも助動詞を使いこなせないと、TOEIC 600点は取れません。
助動詞には様々な用法があり、苦手意識を持っている人が多いです。
でも安心してください。
TOEICに限れば、細かいニュアンスまで覚える必要はありません。
最低限、用法と使い方のコツを知っておけば、十分600点を取ることはできます。
初心者でも安心して分かるように、助動詞のイロハからがっちり解説します。
助動詞といってもたくさんありますので、今回の記事では「must/have to」に焦点を絞りました。
この記事を読んでいただければ、「must/have to」の使い方を知ることができます。
そして、TOEIC 600点を取れるようになるでしょう。
![まぐろ子](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2021/06/maguroko.jpg)
助動詞が苦手な方は、ぜひ読み進めてください。
![](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2022/03/スタディサプリENGLISH.jpg)
たったの3ステップで無料体験
助動詞とは
![](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2023/12/学校-1024x683.png)
- 助動詞
- 1. can/could/be able to
2. will/would
3. shall/should/ought to
4. may/might
5. must/have to
「助動詞」は、その名前の通り「動詞の働きを助ける品詞」
基本的には、助動詞の後ろには「動詞の原形」が来るという原則があります。
表に示したものが、TOEICで出題される助動詞(一部、助動詞もどきを含む)です。
今回は、その中でも「must/have to」について解説します。
must
![](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2022/12/must-brain.jpg)
「must」には「絶対にしなければならない」「絶対にそうだ」という「確信」が秘められています。
なので、そこから派生して「義務・推定・禁止」の3用法につながります。
基本的な使い方は下記の通りです。
それでは、詳しくそれぞれの用法について解説させていただきます。
義務
![](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2022/12/責任.jpg)
「絶対にしなければならない」という意味があり、つまり「義務」の用法が「must」の基本。
「義務」とは書きましたが、主観的な意図をもって、相手に「強制」する意味があります
また、主語となる方の「決意」なども表すときにも「must」が使われます。
日本語としては「(絶対に)…しなければならない」「(絶対に)…する」と訳します。
例文をお示しします。
You must study English today.
「あなたは、今日英語の勉強を絶対にしなければならない」
I must study abroad.
「私は、絶対に留学する!」
使い方は非常に単純なので、難しく考える必要はありません。
ただし、例文1の「You must…」となっている時は、「命令」を意図します。
強めの意味があるので、「you must…」を使う際は立場が下の人や親しい間柄の方に限定しましょう。
また、もう一つ覚えておいてほしいことがあります。
「must」は「現在の義務」に言及していることです。
「未来の義務」を表すこともありますが、「未来や過去の義務」を表したいのであれば、基本は「have to」を使います。
これは説明が長くなるので、「have to」の所で説明させてください。
推定
助動詞の肝である「推定」の用法は、もちろん「must」にもあります。
「must」はかなり強い「断定」のニュアンスがあるため、確率100%の事柄を表します。
日本語としては「(絶対に)…である」と訳します。
これも、例文を使って説明させてください。
It must rain today.
「今日は絶対に雨がふるよ」(なので傘を絶対に持って行った方がいいよ)
このように、絶対に生じると思っていることについて言いたいときに「must」が用いられます。
なので、例文のように「絶対に雨が降るんだから、傘を持っていくべきだ」と主張したい内容があると考えられます。
もしTOEICで「推定」の「must」を見つけたら、「答えにつながる主張」が隠れている可能性があると思って読みましょう。
禁止
これは「must not(mustn’t)」という否定形で使われる用法です。
「must」には「義務」の用法があるので、否定形を用いると「しない義務」になります。
つまり、強い「禁止」を表します。
日本語としては「絶対に…してはいけない」と訳します。
例文でも説明します。
You must not (mustn’t) enter the area.
「そのエリアに入ってはいけません」
このように「絶対にしてはいけないこと」=「禁止行為」を表します。
なので、公共の場での禁止行為を表す時などに使われます。
![父まぐろ学長](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2021/04/IMG_0180.jpg)
「must」はここまでですが、「have to」と併せて覚えておきましょう。
have to
![](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2023/09/point-イラスト.jpg)
「have to」には「義務・不必要」の2大用法があります。
基本的な使い方は下記の通りです。
「have to」は「must」と比べながら見ていくと分かりやすいです。
なので、「must」をふまえつつ、それぞれの用法について解説させていただきます。
義務
「must」と同じように「義務」を表します。
ですが、「must」が主観的な意見で「義務」を述べる時に使われるのに対して、
「have to」は客観的な立場から「義務」を伝える時に使われます。
つまり、「have to」は規則や周囲の状況を踏まえての「義務」を伝えているにすぎません。
これも、例文をみながら説明します。
You have to study English today.
「あなたは、今日英語の勉強をすべきである」(※明日試験があるから)
You must study English today.
「あなたは、今日英語の勉強を絶対にしなければならない」(※発言者が、英語の勉強をした方がよいと強く思っているから)
発現の背景について、例文4の日本語訳にも書かせていただきました。
「have to」は、「明日試験があるから勉強をした方がよい」という意図があり、
一方、「must」には「試験の有無に関わらず勉強をした方がよい」と強く考えているという意図があります。
ここが、まず一つ目の「must」と「have to」の違いになります。
二つ目は時制に関してです。
「must」が「現在の義務」を表すときに使われると説明しましたが、「have to」では「過去と未来の義務」を話すときに用いられます。
それらの使い方は下記の通りです。
それでは、ポイントを踏まえて、例文をお示しします。
I will have to take the English test tomorrow.
「私は明日英語の試験を受けなければならない」
I had to take the English test yesterday.
「私は昨日英語の試験をうけなければならなかった」
「must」自体には過去形がないため、過去の義務を表すならば「had to…」とする必要があります。
また「must」だけでも未来の義務を表せますが、分かりやすくするために「will」と一緒に用いられます。
不必要
「must」との違い三つ目です。
「must」の否定形は「禁止」でしたが、「have to」の否定形は「不必要」を表します。
否定形である「don’t(dosen’t) have to…」の形で用い、日本語としては「…する必要はありません」と訳します。
なぜこのようになるかというと、「have to」は客観的な意見を述べる時に使われるので、否定形にしても「する必要は無いんじゃない」程度のニュアンスにとどまるからです。
それでは、例文をお示しします。
You must not (mustn’t) enter the area.
「あなたは、そのエリアに入ってはいけません」
You don’t have to enter the area.
「あなたは、そのエリアに入る必要はないよ」
「must」「have to」の否定形を並べました。
「must」に比べると、「have to」には人ごとのようなニュアンスを感じるはずです。
なので、禁止ではない、客観的にみても、する必要がないことを言う時には「have to」が使われます。
![父まぐろ学長](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2021/04/IMG_0180.jpg)
ここまでで「must/have to」の解説は終わりです。
「can/could/be able to」の解説
「can/could/be able to」については、こちらの記事で解説しています。
「can」は、「~できる」だけではありません。
それ以外にも、様々な用法があるのが「can」です。
「will/would」の解説
「will/would」については、こちらの記事で解説中です。
「will」には、「強い意志」が含まれています。
「will」の根幹を知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
「shall/should/ought to」の解説
「shall/should/ought to」については、こちらの記事で解説しています。
「shall」には、神が定めた運命を示します。
「will」が人間自身の意思で「…するつもり」なのに対して、「shall」には神の意向をふまえ「絶対に…する」という意味があります。
詳しくは、こちらの記事を参考にどうぞ。
「may/might」の解説
「may/might」については、こちらの記事で解説しています。
「may」には、祈りが込められています。
その理由を知りたい方は、こちらをどうぞ。
まとめ
![](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2022/05/まとめ.jpg)
今回は「must/have to」について解説しました。
最後に、今回紹介した用法をまとめておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- must
- 1. 義務
2. 推定
3. 禁止 - have to
- 1. 義務
2. 不必要
![](https://chichimaguro.blog/wp-content/uploads/2021/10/IMG_0180.jpg)
初回受験時、がっちり勉強してTOEICに臨むも点数は400点以下で絶望。
オンライン英会話やスマホアプリ、多くの参考書、様々な勉強法を試しながら、何度もTOEICを受験。
TOEICスコア920点を取得。スコア取得後、社会人大学院生になり学位をとることができました。
社会人になってから英語を始めても、遅くないことを証明しました。
この経験を生かし、スコアが伸び悩んでいる方や初心者のサポートをするためブログを開設。
現在、自分自身も英語学習を継続しながら、さらに効率的な勉強法を日々考案中。
コメント